読書のお悩み相談室

読書に関するお悩み相談や読んだ本の記録などを書いています。

戯曲

ジャン・ジュネの戯曲『女中たち』を読む。

ジャン・ジュネの『女中たち』は登場人物が、姉と妹の二人の女中たちと、奥様の三人だけの一幕の戯曲です。作者はジャン・ジュネです。ジャン・ジュネは私生児として生まれ、生後七ヶ月の時に捨てられました。その後、犯罪を繰り返し、ついに終身刑を宣告さ…

ブレヒトの戯曲『第三帝国の恐怖と貧困』を読む。

都会には小劇場がたくさんあって、それぞれ特徴のある舞台が観客の目の前で演じられていることでしょう。しかし、私の住む地方都市では演劇を見る機会は極めて少ないのです。しかも、このブレヒトの『第三帝国の恐怖と貧困』が近い将来、私の町で上演される…

ブレヒトの戯曲『「肝っ玉おっ母とその子供たち』を読む。

戯曲は独特な文学です。 小説も映画になるので、映像として見ることができます。しかし、戯曲は舞台になります。戯曲は舞台のために書かれているのです。その意味では戯曲ほど行間を読む必要のある文学はないでしょう。その行間の向こうに演技する人たちの表…

山崎正和(戯曲)『世阿彌』を読む。

文学が言葉としての文字を使用する限り……、文字を否定したら文学は成立しないのであるから、このような前提はありえないのだが、つまり、この条件は文学である限り……、となる。文学である限り、日本の真の心は描き出せないのかもしれない。 音、姿、色、風………

山崎正和の戯曲『凍蝶』を読む。

本年度(2018年)の文化勲章を受賞された、劇作家の山崎正和さんの処女作の戯曲『凍蝶』を読みました。二十三歳の時の作品です。 短い作品なので、別段この戯曲だけを取り出して感想を書くこともないと思ったのですが、ネットを見ても感想が見つかりませんで…

チェーホフの戯曲『桜の園』を読む。

ようやく、私のあこがれであったチェーホフの戯曲『桜の園』を読みました。今まで私が想像していた桜の園、そして多くの日本人が私と同じように考えていた桜の園と、この戯曲の本当の姿はまったく異なっていました。 その最大の原因は、太宰治にあると思いま…

チェーホフの戯曲『ワーニャおじさん』を読む。

「もうやってられないよ」「どうした?」「妹のだんなが、俺んちの土地を売って、株に投資したほうがいいって言うんだ。米や野菜を作っているくらいなら、そのほうが儲かるっんだってよ」「この前、お前んちに引っ越してきた、あの夫婦のことか」「そう、突…

プライバシーポリシー