読書のお悩み相談室

読書に関するお悩み相談や読んだ本の記録などを書いています。

2019-01-05から1日間の記事一覧

シュタイナー(著)『自由の哲学』を読む。

シュタイナーの本は何冊か読んだことがあるが、どれも難しくて理解するのに時間がかかった。これらの著作の原点と位置づけされているのがこの『自由の哲学』。著者が32歳の時。1894年の初版だが、この文庫本は1919年の新版に従っている。 著者は人間の自由と…

吉本隆明(著)『読書の方法』を読む。

吉本隆明の書く文章は一読、二読したくらいでは分からない。たぶん何年たっても分からないだろう。よくよく考えてみると、当たり前のことを難しく書いているからだろうと思うようになった。しかし。実はこのことは重要な点で、不安定な言葉で不安定な別の言…

宇野邦一(著)『ジュネの奇蹟』を読む。

日本のフランス文学者によるジャン・ジュネに関する評論。著者が日本人だからこそ私たちが知ることができるジュネと日本との関わりがとても興味深い。 ジュネが日本を訪れたのは1967年。ビートルズが日本に来た翌年のことだ。ジュネはその時初めて日本語を聞…

サルトル(著)『聖ジュネ』を読む。

とうとうサルトルの『聖ジュネ』の読後感想を書くことになった。ネットで探してもこの本の感想は極めて少なく、私の文章が公開されて読まれることを想像すると少し緊張している。 上下巻二冊を重ねて測ってみると五センチ。ページをめくると内容は哲学書で、…

林忠彦(著)『写真集・文士の時代』を読む。

もう平成も終わり。 大正生まれの人たちは百歳になろうとしている。 言葉は時代とともに変化する。「文士」という言葉を使う人はもういない。また、この写真集の作者、の名前も知らないだろう。作者が「あとがき」に書いたアプレゲールという言葉は辞書を引…

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